新型コロナウイルスにご注意ください!
今日は、『新型コロナウイルスにご注意ください!』をお送りします。
ここの所、連日「新型コロナウイルス」のニュースが一日中マスコミ報道されています。一昨日の1月30日(木)には、WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長がスイス・ジュネーブの本部で、「国際的懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
2月1日(土)現在、世界中の感染者は1月31日(金)新たに2102人増えて1万を大幅に超え、1万1791人になったと発表されました。これは2002年~2003年にかけて流行したSARS(コロナウイルスにより引き起こされる重症急性呼吸器症候群)の感染者数約8千人を越えており、死者数も200人を大幅に上回り259人となっています。
感染地域は最も深刻な中国の湖北省を中心に、連日患者の数が大幅に増え続けていますが、1日に2000人以上増えたのは昨日の31日(金)が初めてです。中国では旧正月の「春節」が明日2日(日)迄ですが、1週間の大型連休が終わり帰省先などから都市部へのUターンの動きが本格化するとみられ、感染が大規模な人の移動によって一層拡大されるのではと懸念されています。
中国以外でも1日(土)現在で26ヶ国以上に広がりを見せ、感染者は156人となっています。日本国内でも31日(金)時点で12名の患者が確認されていて、それぞれの濃厚接触者の現状確認を急いでいる状況にあります。詳細は厚労省ホームページの「国内の発生状況について」(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09267.html)に書かれています。
また、同省のホームページによれば、「新型コロナウイルス感染症の現状からは、中国国内ではヒトからヒトへの感染は認められるものの、ヒトからヒトへの感染の程度は明らかではありません。どこでどうやって感染したかが把握できるうちは、まだ、封じ込めが可能な段階とされています。現在、日本を含めて中国本土以外はこの段階にあると言うことになります。
この先どうなるのかと言うことですが、NHKの報道によれば、日本国内で、中国・武漢などの感染地域を訪れたことがなく、また、感染者と接触もしていない人で感染が確認されると次の段階となるそうです。この段階になるとすでに国内で感染が広がっているおそれがあり、いわゆる水際対策の有効性が低いと考えなければなりません。国の対策も水際で防ぐ対策から、医療態勢の整備など感染拡大を防ぐ対策に重点が移されることになると思われます。
ただし、唯一の朗報と言えば、今回の新型コロナウイルスは今のところインフルエンザと同程度の感染力ではないかとみられていることかと思います。WHOは1人の患者が、1.4人から2.5人に感染を広げる恐れがあると見積もっていて、中国の研究グループも2.2人と発表しています。インフルエンザは「2人から3人程度」とされていますから、同程度の数字です。
この数字が1人を下回ると、感染の拡大は終息に向かうとされています。過剰に心配することなく、風邪やインフルエンザと同様に、まずは咳エチケットや手洗い等の感染症対策を行うことが重要です。潜伏期間に関しては、「現在のところ不明ですが、他のコロナウイルスの状況などから、最大14日程度と考えられています」と周知されています。 WHOが示した感染リスク低下のための推奨行為は次の通りです。
①アルコール洗浄剤か石けんを使って水で頻繁に手を洗う
②咳やくしゃみはひじの内側やティッシュで口と鼻をカバーし、ティッシュを使った場合はすぐ捨てて手を洗う
③発熱や咳のある人に密接に接触しない
④肉や卵はよく加熱する ⑤野生動物や家畜に防御なしで接触しない
お見合いや交際中のデートはどうしても人込みを避けらないと思いますので、上記の感染症対策をお二人でお互いに励行する様に心掛けて下さい!。
それでは、今日も良い一日であります様に。
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