我が子が独身で心配?!(前編)

相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事” を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 



今日は、『我が子が独身で心配?!(前編)』をお送りします。 



親にとって息子の結婚は心配の種に違いありません…。でも先ず考えなければいけないのは、独身者の中には「結婚しない人」と「結婚できない人」がいると言う事です。息子さんはいったいどちらでしょうか?…。もし「結婚しない人」ならば、親御さんのその心配は息子さんにとって迷惑かも知れません。今日は結婚は果たして幸せか?、男性と女性それぞれの視点と共通した部分も含めて、結婚するメリットとデメリットについて考えて見たいと思います。 



<結婚しなくても幸せになれる時代> 


現代は男女問わず、“結婚しなくても幸せになれる時代”とも言われています。ちょうど一昨年、某結婚情報誌のCMが人気と共感を呼び“プレーン広告グランプリ”に選ばれたことがありました。それは同時期に茨城県の奥茨城村(現高萩市近辺)を舞台にしたNHK朝ドラ『ひよっこ』の時子役を演じた佐久間由衣さんがウエディングドレス姿で登場し、幸せそうな笑顔で、「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」と言うコピー内容でした。  


このコピーは、今や男女を問わず結婚しなくても幸せになる時代だとしながらも、“それでも結婚は素晴らしいもの”“結婚すればもっと幸せになれる”と言う意味が含まれていたと思います…。しかし、なんとなく「結婚をして一人前」「結婚できないと負け組」という世間のイメージに対しては、それは周りが勝手に思っている事で、本人たちはそんな風には思っていないことを表現していた気がいたします。  


今の時代は「独身だから」といって昔ほど世間の風当たりは厳しくなくなりました。男性も女性も、独身だからと言って出世できないこともありませんし、社会的信用を得られないことも無いでしょう。思う存分に仕事や趣味に打ち込み、同じく独身の友達といつまでも青春を謳歌し、貯蓄したお金で老後も優雅に過ごす。そんな人生もありなのかも知れません。 



<結婚は本当に幸せか>  


自分の子供が独身である事を心配している親は「結婚は幸せだ。一生独身は悲しい。」と言う思いが強いのではないでしょうか。しかし、結婚に否定的で、中には「結婚して何の得があるの?」と思っている人がいるのも確かです。それに、“いつか誰かと結婚したい”と思っているうちに年月が経ってしまい、独身のままの自分への言い訳をする様になる場合も多いと思います。しかし、残念ながら“生涯未婚率”が上昇の一途を辿っている現実を受け止めて、対策を講じるためにも、“そもそも結婚とは本当に幸せなことなのか?”と言う問い掛けをしてみることが必要かと思います。 



<男女共通のメリット> 


①家族としての一体感、安心感が得られる  


ただ同棲するだけでなく、きちんと入籍すれば姓も同じになり、夫婦・家族としての一体感を得ることができます。「どんな問題が起きてもふたりなら乗り越えていける」という安心感は、なにものにも代えがたいと言えるでしょう。 


②社会的にカップルとして認められる 


ヨーロッパなどでは事実婚が浸透していますが、日本では法律婚でなければカップルとして認められないような風潮がまだまだ残っています。法律など公的な制度で保護されやすいほか、たとえば賃貸の入居審査でも、同棲カップルは不可、と言うこともある様です。 


③子供を安心して持てる  


事実婚のカップルの間に生まれた子供は、さまざまな面で不利益をこうむることがあります。現在は、親の事情で子供が不利益に扱われないように、法律の改正などが行われつつあります。しかし、それでも完全に平等な立場を得るには至ってしません。安心して子供を持つなら、事実婚よりも法律婚のほうが望ましいと言えるでしょう。 


④両親を安心させることができ、周囲のプレッシャーから解放される  


ずっと独身でいると、「私たちが死んだら息子(娘)はどうなる?」と気に病む親御さんも多いことでしょう。結婚は一種の“親孝行”にもなると言えます。 



<男女共通のデメリット> 


①自由な時間がなくなる  


“自分の家族を得られる”ことの対価として、どうしても自由時間は減ります。 


②親戚付き合いの負担がある 


義両親などともつながりができる、というのはプラスの見方もできるのですが、反面、価値観や性格が合わなければ、ストレスになりがちです。 


③自由に恋愛できなくなる  


既婚者が配偶者以外と恋愛関係になるのは“不倫”として社会的、法律的にも許されざることです。結婚している限りは、自由に恋愛を楽しむことはできません。 


④簡単には別れられない  


結婚後は相手にとんでもない欠点が発覚しても、簡単に別れることはできません。もちろん、離婚はできますが、手続きも面倒ですし、精神的にもかなりのストレスになります。  


⑤家族が増えるたびに出費も増える  


結婚し家族を持つと、それにかかる出費も増えます。結婚式、出産、子供の教育費、マイホーム、ファミリーカーなど、家族のための出費が増える分、自分に使えるお金は確実に減るでしょう。 



<結婚のメリット(男性編)> 


①愛する人と一緒に居られる 


愛しているからずっと一緒にいたい。だから結婚するわけです。これが一番のメリットです。 


②子供を作れる  


結婚をしたい理由の一つとしてあげられるのが「子供が欲しい」と言う事です。自分の息子や娘が出来ると考えただけで、テンションが上がってしまいます。 


③社会的な信用・信頼の獲得 


昔ほどではないと思いますが、やはり結婚をしている人としていない人では社会的な信頼度が変わってくるのも事実です。 


④世帯収入が増える 


パートナーのお相手が働いている場合は、世帯収入が上がるというメリットがあります。経済的に裕福な家庭になると言うことです。 


⑤仕事への意欲が高まる  


男性は結婚すると家計を支えることへの責任感が芽生え、仕事への意欲が高まるといわれています。家族がいるから仕事を頑張れる!そう感じている男性は少なくありません。 


⑥安定した性のパートナーが得られる 


男女とも共通したメリットだと思いますし、とても大切なことだと思います。 



<結婚のデメリット(男性編)> 


①自由に使える時間とお金がなくなる 


家族を養うとなると稼いだお金の大半が家族のために使うことになります。独身時代の様に趣味や遊び、食事に思う存分使うことは出来なくなります。子供が生まれれば、休日も家族で過ごすことになるので、自分ひとりの時間を確保するのは、より難しくなります。 


②仕事も家事も育児も分担になる  


妻も仕事をしたい、という希望の場合、家事・育児は分担することになります。そうすると今まで通り仕事をしながら、更に家事も行い、子育ても、となり当然ですが自由な時間はなくなります。  


③他の友達や女性と気軽に遊べない  


結婚をすると当然ですが、他の女性と遊びに行くことは出来ませんし、友達からも誘いが来なくなります。これまで気軽に異性の友達と食事に行っていた場合でも、結婚をしたら控えた方が良いでしょう。 



<結婚のメリット(女性編)> 


①家族が増えることによる安心感が得られる  


結婚によって得られる“安心感”は、男女共通のメリットではありますが、とりわけ女性は感情がキメ細やかなため、男性よりもその恩恵を強く感じる傾向があるようです。  


②子供を安心して産むことができる  


上述のように、事実婚カップルの間に生まれた子供はさまざまな面で不利です。子供を産みたいという女性にとっても、生まれて来る子供にとっても、結婚するメリットは大きいと思います。 


③パートナー次第で玉の輿のチャンス 


夫となる人がかなり裕福だったりすると、経済面の心配はないと言えます。共働きしなくても、専業主婦でのんびりと子育てができます。いわゆる「玉の輿」、三食昼寝付きも夢ではないかも知れません?!。 


④将来の不安からの解消  


若いうちは体も健康なので、一人でも大丈夫と思ってしまいますが、歳を重ねるごとに老いを感じるようになります。男女平等社会と言われる様になったとは言え、女性が男性並みに稼ぐのは大変、一人だと老後の資金など将来の不安が常に付きまといます。結婚して一人ではなくなる事によって、将来の漠然とした不安からは解消される筈です。 



<結婚のデメリット(女性編)> 


①姓の変更がある  


日本では9割以上のカップルが、結婚時に夫の姓を選ぶとされています。夫婦で同じ苗字になることにはメリットもありますが、改姓する側にとっては、さまざまな手続きが面倒です。仕事の関係者に結婚で名字が変わったことを知らせるのが面倒と感じている人も多いと思います。 


②家事や育児の負担が大きい 


家事、育児は夫婦が平等に分担するのが本来のあり方です。とは言え、日本ではまだまだ女性への負担が大きく、妻が不満を募らせている家庭が少なくありません。 


③孫は?のプレッシャーがキツイ  


独身の時は「結婚はまだか?」と言われ、結婚したら「孫はまだか?」とせっつかれます。結婚したてで子供はもう少し後でいいと考えていても、両家の親のプレッシャーが日に日に強くなることが多いのです。 



<おわりに> 


結婚に対するメリットとデメリットを考えて見ましたが、如何でしたでしょうか。結婚に限らず物事にはメリット・デメリットがあるものですが、デメリットと感じることでも、そう感じない人もいます。 


経験してみないと自分にとってのメリット・デメリットはわからないことが多いのも事実です。デメリットも工夫次第で変えることができるかも知れません。デメリットだけを鵜呑みにして、結婚を否定することだけは避けたいものです。デメリットを乗り越えてきたご両親の姿がお二人の結婚にとって、何よりの助けになると思います。 


今日は、この辺で失礼します。 


(出典:いまこと、ラブゲット、婚活マニュアルZ、Menjoy、ウィルマリ)   



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