シンママ&シンパパの再婚(その4)


相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事” を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 


今日は、『シンママ&シンパパの再婚(その4)』をお送りします。 


 シンママが再婚を考えていくと、シングルファザーとの再婚という選択肢も当然生まれてきます。「お互いに一度結婚に失敗している」「我が子を大切にしてくれる人と結婚したい」など、再婚相手に求めることや境遇が似ているため、シンママ、シンパパはお互いに惹かれ合う部分が多いでしょう。 


しかし、お互いに子連れ再婚となると、単なる再婚とは違い、より色々な点に気を遣うことになります。特に、「子供との関係」と「子供同士の関係」については、再婚後の生活を大きく左右することになるので、かなり気を遣っていかなければなりません。今日は、「再婚を決める際の注意点」と「再婚相手として相応しくないお相手の特徴」を考えて見ましょう。  


<再婚を決める際の注意点> (出典:再婚navi、Japan Marriage、シンママ百科、) 


①一気に子供は2人以上になる 


シンパパとの再婚というのは、お互いに似た経験をしているという点から、シンママにとって、理解し合える相手という意味合いが強く、非常に心強いものとなります。  


一人で子供を育てる苦労など分かち合える部分が多いので、新たに夫婦になっていくことを考えると、お互いに思いやり合えて、上手く関係を築いていくことができるでしょう。  


しかし、その一方で大きな問題となるのが子供の存在です。子連れ同士の再婚は、普通の再婚に比べて、子供同士の心のケアが難しく、子供達の対応をしっかりしていかなければなりません。 


シンパパとの再婚は、自分も相手も子持ちであるということですので、ー層気を遣う必要がありますから、この点についてはよく理解しておく必要があるのです。 


②再婚するメリット 


シンパパとの再婚には、お互いに一人親としての苦労を味わっているため、その気持ちを分かち合い、良い夫婦関係を築いていきやすいといったメリットがあります。  


そして、お互いに子供がいるということは、お互いに子供の存在を意識した上で再婚する意識を強く持っているため、再婚に対する姿勢が真剣であることが多いと思います。 


また、新しい兄弟姉妹ができるということは、それまで子供にかけていた寂しさの解消にも繋がります。母子家庭だった頃は、家で一人でお留守番をさせたり、一人で遊ばせるといったことが多かったでしょうが、兄弟がいれば一人でいる寂しさは無くなります。  


特に子供が小さいうちであれば、新しいパパ、ママはもちろんのこと、新しい兄弟に対しても比較的馴染んでくれやすいと思います。母子、父子二人きりだった生活が一気に倍の人数となり賑やかになることを素直に受け入れ、喜んでくれる子供も少なくありません。 


子供は小さければ小さいほど記憶は曖昧ですし、自然な流れとして受け入れてくれることが多いですから、「子供が小さいうちにする」ということは、子連れ再婚成功の秘訣の一つのポイントになるのかも知れません。この点は、後ほど詳しく考えて見たいと思います。  


③子連れ同士で再婚するのは大変!? 


一方で、シンパパと再婚を考える上でデメリットとして心配になるポイントも、子供の存在です。特に子供が思春期に達する年齢の場合、突然現れた女性、男性を、素直に新しい母親、父親として迎え入れるのは非常に難しいでしょう。  


再婚は完全なる親の都合ですから、子供のデリケートな心をデメリットと言ってしまってはいけませんが、当然この問題についてはなかなか上手くいかない事も多く、多くのシンママが苦労されています。 


子供に新しいパートナーを親として受け入れてもらえないとか、子供同士の相性が悪いなど、再婚したくても子供との折り合いがうまくつかない、ということが多々ありますので、再婚を検討していくにあたっては、必ずこの点を考慮していかなければなりません。 


そのためには、再婚を決める前にお互いの子を紹介し合い、相性などを見ていくことも大切ですし、時には再婚自体を諦めなければいけない、といったことも出てくるでしょう。また、二人の新しい子供についてはどうするかといったことについても、それぞれの子供に配慮しながら、再婚前から、あらかじめよく話し合っておく必要があります。 


二人のこと、自分子供のこと、相手の子供のこと、将来出来るかもしれない新しい子供のこと。様々な点についてきちんと考えておかないと、シンパパ、シンママ同士の再婚は上手くいかないので、悩みのタネが普通の再婚より多い傾向にあるのが、シンママ・シンパパカップルの大変なところです。 


それでも“子どもファースト”で考えて、慎重に関係を築きいてくことができれば、幸せな再婚生活を築くことはできますので、過度に悲観することはありません。  


<シンママ&シンパパが再婚相手として相応しくないお相手の特徴> (出典:Japan Marriage)  


①子育てや結婚生活に対して幻想を抱いている人 


結婚って自分が思い描いている理想と異なる部分が多いものです。好き同士で結婚して、子どもができて、家族として生活していると、家族生活・結婚生活のシビアな部分を体験します。  


やり場のない怒りに襲われたり、金銭的面や子育ての悩みを抱えたり…。しかし、再婚を検討している相手が子育てや結婚生活に幻想を抱いている場合は注意が必要です。もしかすると、子連れ再婚に向いていないお相手かも知れません。 


もちろんお互い離婚経験があり、子育て経験もあるとなると話は別です。しかし、お相手が未婚である場合、子育てはこうあるべき・夫婦生活はこうあるべき。と過度な理想像を抱いている可能性も高いと思います。理想を抱くこと自体、悪いことではありませんが、その理想を達成できなかった場合や、子育ての壁にぶち当たってしまったときを想像してみてください。  


あなたのパートナーは結婚生活・子育ての“苦労”の部分も想定できているでしょうか?。メリットだけでなく、デメリットも現実的に受け止められる相手の方でなければいけないのです。  


②価値観・金銭感覚・教育方針が噛み合わない 


離婚原因としてよくあげられるのが、価値観や金銭感覚の違いです。お付き合いしているときは、お互いの家があり、お互いのペースの中で過ごせるので、意外と気がつきにくいのですが、365日・24時間していると、徐々にすれ違いが生まれることも出てきます…。  


100%完璧な人間はいませんから、少しのすれ違いや価値観の違いがあっても良いのです。しかし、その違いがあなたにとって、お相手にとって許せるものでしょうか?。過去の結婚生活、離婚に至った原因と照らし合わせながら、お相手と自分、そして子どもを含めた生活を想像してみることが大切です。 


③子どもをまったく叱らない 


子連れ再婚となると、やはり気になるのが、パートナーと子どもの相性です。結婚すると同時に、父親・母親になるのですから、子どもと仲良しな方が安心です。お付き合いが長くなってくると、パートナーと子どもの関わり合いも増えてくるでしょう。  


最初は“遠慮”もあり、子どもを注意したり、“叱る姿”を見る機会はないと思いますが、そこそこ慣れてきて、信頼関係が築けているはずなのに、100%天使すぎる姿しか見せないパートナーも少し危険信号です。“叱る姿”は親として大切な教育です。また、この様な場合は、子どもの教育という視点だけでなく、何か隠されている顔がないかと怪しんでみることも必要かも知れません。血の繋がりがない結婚相手の子どもを、実の子のように接してくれているかどうかも再婚するうえで重要なポイントとなるのです。 


<ステップファミリーは“子供ファースト”> (出典:NEWSポストセブン)  


①再婚の成功を左右するのは子供の年齢?!  


「次こそは幸せな結婚生活にしたい!」というのが再婚するママたちの願いでしょう。晴れて再婚にこぎつけるために、そして充実した結婚生活を送るために、成功のカギを握るのは子どもです。子どもの性格や性別によって感じ方はさまざまですが、再婚時の子どもの“年齢”は大きなポイントです。 


②年齢別・再婚で子どもに起こること 


再婚は子どもに大きな影響を与えるイベントですが、子どもの年齢によって特有の反応やトラブルがあります。年齢別に見ていきましょう。 


・1歳~3歳(親子でのふれあいを通じて言葉やコミュニケーションを学ぶ時期) 

再婚相手への人見知りや、転居する場合は新たな環境への戸惑いなどで、体調不良や生活リズムの乱れが心配。夜泣きがひどくなる、排せつのトラブルなど。イヤイヤ期が長引いたり再来したりすることもあります。  


・4歳~6歳(自我がしっかりしてくる時期) 

再婚相手に嫌悪感を抱いたり、反対に依存したり、ストレスから園や学校でお友達とのけんかや、先生の指示に従えないなどの問題行動を起こす子どももいます。  


・7歳~思春期(心と身体に変化が多い時期) 

性的関心の高まりや、反対に異性に嫌悪感をもつ可能性もあります。離婚前の家族を理想化して比較する、現実逃避して空想にふけるなどが言われています。 


これらはあくまで一例ですし、もちろん当てはまらない子もいるため、決めつけないことも大切です。  


③「再婚するなら子どもが小さいうちがいい」は本当? 


子どもが低年齢であるほど、再婚相手との生活になじみやすいと言われています。ただし、幼ければ幼いほど手がかかるのが子ども。3歳前後は食事やトイレの世話など、一番育児が大変な時期ですよね。再婚相手が子育てに適応できるのか?ただでさえ育児に忙しいママが、再婚にともなう出来事に対応できるのか?といった問題もあります。  


また、幼児期は親との愛着形成を通じて人間関係の基礎を育む大切な時期です。幼いからといって影響が少ない、と考えるのは禁物です。とは言え、子どもの年齢が上がるにつれハードルが上がるのも事実です。 


3歳~4歳になると、自分の意志をはっきりもち、言葉も出てきます。再婚相手に対して「子どもがどうリアクションするか?」「前の夫と比べたりしないか?」と心配するシンママが多いようです。再婚相手も「自分になつくかどうか」が気になります。子どもがどの年齢であっても、悩みは尽きません。 


<おわりに> (出典:再婚navi、 NEWSポストセブン) 


心配ごとや悩みごとが尽きない子持ち再婚ですが、シンママがシンパパと再婚する場合、二人の関係においては、似たような苦労を分かち合い、お互いを理解できやすいので、より良い関係を築いていけることが多いと思います。しかし一方で、自分の子供や、相手の子供、更には将来出来るかもしれない新しい子供との関係など、子供については悩みのタネが多くあります。特に、親と子供のみならず、子供同士が上手くやっていけるかといった心配もありますので、子供のケアには最新の注意が必要になります。  


子供が反対している中で、再婚を親同士の都合だけで話を進めてしまうと、新しい家族関係を築いていくことはなかなか難しくなります。無理に進めると、再婚相手の子供はもちろん、自分の子供との関係を悪くしてしまう可能性すら出てきますので、その場合には子供を含めてきちんと話し合い、上手くやっていけるかように、慎重に再婚の話を勧めていくのが良いでしょう。子持ち再婚を成功させるためには、いつでも“子どもファースト”でありたいものです。 


今日は、この辺で失礼します。   


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