女性が嫌がることを無意識にしてしまう不思議…


相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。先日から、いわゆる “結婚相談所あるある” をお送りしています。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事” を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。 


今日は、『女性が嫌がることを無意識にしてしまう不思議…』をお送りします。  


お見合いの席で、女性が嫌がる話題をまるでワザとか?!と疑いたくなるほどに、無意識に臆面も無く質問したり、自分から滔々(とうとう)と話し出してしまう、痛すぎる男子は、お見合い相手に対してやらかしてしまう自分の不躾なところ、無神経極まりないところを全く意に介していません…。 


良く言えば純粋で裏表がなく、自分の気持ちに正直な性格をしていると言えるのかも知れませんが、お見合い相手の初対面の女性にとっては、中々好ましく思ってはいただけないと思います。 


いったいどんな事をやらかしてしまうのかと言えば、例えば…。 


①いきなりタメ口になってしまう 

学生時代の合コンのノリなのか、気安さを演出しているつもりなのか分かりませんが、お見合いの席では、お相手が年下だったとしても、いきなりタメ口になっては良い印象を持たれることは有り得ません。概ね失礼な人だと思われてしまうでしょう。いつまで経っても敬語のままで話しているのもどうかとは思いますが、そこは何度かデートを重ねていくなかで、お互いの気持ちが打ち解けて距離が縮まれば、自然と敬語を使っていることが不自然になってくるものですので、徐々に加減していくものだと思います。  


②得意気に自慢話をしてしまう 

お見合いでお会いした女性に、いい顔をして見せたい、凄い!と評価されたい、尊敬されたい、その心は?と問えば、色々なのだとは思いますが、一昨日の“自惚れ”に通じるところもあるでしょうし、ドヤ顔で自慢をして、その驚いた顔や感心している様を見てプライドを満足させたいのだと思います。“ちっちゃい”のです。しかし、全て嘘で固めている場合は論外ですが、それなりの実績、聞いた相手が驚くような、何かしらのネタを持っていなければ、自慢話は成立しないのも事実です。ただ何となく指示された仕事をこなしているだけでは“話”になりません。意外と生真面目で創意工夫を怠らない努力家で、それなりの能力の持ち主なのかも知れないので、ただの“ええ恰好しい”だと侮ってはいけません。 


③いきなり出身大学や勤務先の会社、年収の話をする 

そうそう…実は“ちっちゃい”小心者です。何かしらの自慢をしないと気が済まないのは、自分にコンプレックスを強く感じている“感情の裏返し”だとも言えます。今でこそ強気を気取ってますが、昔は弱気でイジメられていたトラウマを抱えていたり、失敗を恐れるが故の自己防衛本能だったりもするのです。  


④過去の恋愛経験や、なぜ結婚相談所へ入ったのか等々、デリカシーに欠ける話をする 

何と言っても初対面ですから、最初からプライベートの話を聞き出そうとするのは避け、差し障りのない、嵌っている趣味や美味い食べ物の話などで共感できることを探すものなのですが、答えたくもない、言葉に詰まる様なことを平気で聞いてくると、流石にこの人好みのタイプかも?!とは決して思って貰えないでしょう。  


⑤自己主張が強く相手の言葉を否定し、分かっていると決めつける 

お相手女性とのお見合いでは“共感の姿勢”が大切だと言われます。しかし、無神経な痛すぎる男子は、自分の意見や主張を通すことしか頭に無く、相手の話を聞こうとも理解しようともしません。すかさず「でも…」「しかし…」「だけど…」の否定語を使って相手の話を遮り、自分の話だけを押し通そうとするのです。何故「そうだね」と一度受け止めて理解しようとする姿勢すら見せようとしないのか?!。お相手女性は理解に苦しんでしまうでしょう。更に、初対面で良く知りもしないのに、相手をこうだと決めつけてきます。自分はすぐに相手のことがわかると言わんばかりにです。最高に無神経極まりない言動ですね。 


都内の一部上場企業に勤めているL君は数え年で39歳。再来年は数え年で41歳の“前厄(まえやく)”と言うこともあり、それまでに結婚してご両親を安心させてあげたいとの思いもあって婚活真っ最中です。そんなL君は、何度かお見合いをしているのですが、お相手女性との話が盛り上がらずに、今のところ残念な結果が続いています。  


L君:「私、女性とのお付き合いに慣れていないせいか、お相手を目の前にすると、緊張してしまうんですよ。今度のお見合いもドキドキなんです!。」  


私:「それは、多くの男性はみんな初対面の素敵な女性を前にしたら、同じ様に緊張してしまうと思うよ。決してL君だけじゃないよ!。」 


L君:「私、サッカー好きでアントラーズのファンなんで、相手にアピールしてなんぼだと思うんですよ!。私も見習ってアピール頑張ります!。」 


私:「サッカーのアピールってそう言うことだったかな?!。」 


L君:(私の疑問には答えず…)「私なりにアピールポイントを考えていく様にしたんですよ。」 


私:「どんな風にアピールするの?!。」  


L君:「私、月給50万円でボーナスが5ヶ月+アルファ出るので、お金の面では苦労させません!。+アルファと言うのは営業成績に比例して貰えるインセンティブボーナスの事で、ちなみに昨年度の年収は1千万を越えました!。今年は昨年以上に頑張ってるので……。」(L君の“アピール”は止まりません。) 


私:「ちょっと待ってね…それって、いつ、どんなタイミングで“アピール”するつもり?!。」 


L君:「お互い挨拶して、お相手の服装を褒めて、コーヒー頼んで、天気とか世間話が済んだら、早速始めようと思ってます!。」 


私:「お相手を褒めたり、世間話とかはするつもりなんだ…(笑)。」 


L君:「そりゃあそうでしょ、私のお見合いをOKして、わざわざ会いに来てくれたんですから、めちゃめちゃ感謝してるんですよ!、褒めまくるし、世間話も色々とネタを用意して行くつもりです!。」 


私:「L君はお相手にめちゃめちゃ感謝しているんでしょ!!。」 


L君:「だからそう言ってるじゃないですか?!。茨城からお土産を持って行きたいくらいですよ!。」  


私:「L君は“アピール”すべきことを変えて見ない?!。“アピールポイント”ズレてると思わない?!。」 


L君:「だけど、女性は年収の高い男性が好きだってネットに書いてあったんですよ!。だから安心できる様にアピールしなくちゃならないと思うんですよ。」  


私:「アピールするなって言ってないでしょ…。内容を変えて見たらって思うんだ。」  


L君:「せっかく考えたのに…。」  


私:「さっき自分でグッとくるアピールポイントを聞かせてくれたんだよ!。」  


L君:「だから年収が昨年より多くなるから、お金の苦労は…。」 


私:「その後で、めちゃめちゃ感謝してるって言ってなかった?!。」  


L君:「それは本当にそう思ってますから、言ったんですけど…。それがどうかしました?!。」 


私:「〇〇さんに、お会いすることができて、めちゃめちゃ感謝しています!。って本当の気持ちをストレートに伝えることが“アピール”になると思うよ!。」 


L君:「えっ、それだけでいいんですか?!。」 


私:「後はお相手のプロフを穴が開くほど読み返して、頭に入れて、彼女の好きなカフェ巡りの事や、溺愛してる愛犬の事や、張り切ってる仕事の事など、お相手の興味がありそうな話題を聞いてあげればいいじゃない?!。」 


L君:「こっちのことは話さなくていいんですか?!。」 


私:「聞かれたら答えればいいじゃない?。聞き役に徹すること、相手の関心ある話題で楽しんでもらう事だけを考えればいいと思うよ。」 


L君:「それだったら、なんか出来そうな感じがしてきました!。私は勘違いしてたんですね…。自分を宣伝する事じゃないんですね!。お相手の気持ちを楽しくさせてあげることなんですね!。まだ週末まで3日あるんで、作戦を練り直してみますね!。また、相談します。今度は上手く行きそうな気がしてきました!。」 


私:「いやっ、どーも!(笑)。」 



 “山高きが故に貴(たっと)からず、樹有るを以て貴しとなす” 



これは、山はただ高いから尊いのではなく、木が生い茂っているからこそ尊いのと同じように、人間も外見だけが立派でもそれは尊いとは言えず、そこに実質が伴ってこそ価値があるものだ、という平安時代の実語教(児童教訓書)の一説です。とは言え、中身が伴っているかどうかは一概には判断できません。“人は見かけによらぬもの”の喩えもありますので。全ての大言を嘘で固めている場合は論外ですが、それなりの実績、聞いた相手が驚くような、何かしらのネタを持っていなければ、自慢話は成立しません。ただ何となく指示された仕事をこなしているだけでは“話”にならないので、意外と生真面目で創意工夫を怠らない努力家で、素晴らしい能力の持ち主なのかも知れません。そこの見極めは大切です。今日は、この辺で失礼します。  

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