自惚れ(うぬぼれ)と言う名の要らないプライド?!
相談所も色々、会員も色々、仲人も色々です…。先日から、いわゆる “結婚相談所あるある” をお送りしています。日々の活動を通して、“心に移りゆくよしなし事” を気の向くままに(気が向いたときに...)少しづつお話しして見たいと思います。
今日は、『自惚れ(うぬぼれ)と言う名の要らないプライド?!』をお送りします。
「その自信はいったい何処から来るの?!」と思わず聞いて見たくなる人は、結構そこら中に生息しています。婚活では自惚れたプライドの持ち主ほど、お相手から嫌われてしまうタイプは無いと思います。
別に男性だけの専売特許ではありませんが、“たかぴーなお嬢様タイプ”を好きな男性もそこそこ居ますので、婚活で一方的に嫌われてしまうのは、やはり男性の“自惚れ屋の独りよがり君”ではないでしょうか?!。
何故、そこまで男性の“自惚れ屋の独りよがり君”が嫌われてしまうのかは、幾つかの理由があります。例えば…。
①やたら偉そうな態度を取る
ホテルのラウンジで初めてお会いして、自己紹介する時から既にタメ口だったり、店員さんへの態度が鼻持ちならないくらいに横柄な態度を取るなどと言うのは、思わずお相手の女性から人格を疑われてしまいます。プロフには落ち着いた優しい性格の持ち主だと書かれていたのに、この豹変ぶりは??。たぶん性格的に二面性があり、結婚後にもパートナーに対して同じように態度を豹変させる可能性があるので、嫌われてしまうのは当然です。
②人の話を聞かずに“主役”じゃないと気が済まない。
普通なら、お見合いの席では“聞き上手”にならないとお相手から良い印象を持って貰えません!と仲人カウンセラーからも事前のレクチャーを受けている筈なのに、最初から最後まで、喋りまくる、自慢しまくる、“いつでも僕ちゃんが主役だもん”と言わんばかりに振舞い、お相手の女性を唖然とさせてしまうのは“言語道断”です。たぶん幸せな結婚生活は望めないでしょう。嫌われてしまうのは当然です。
③常にナルシスト
とにかく“自分大好き”で、信じられるのは勿論自分だけ。エレベーターの中でも鏡に映った自分を見つめ、通りを歩きながらもショーウインドウに映った自分にうっとり…。暇さえあれば自分の姿をチェックしているのです。何故、ナルシストが嫌われるかと言えば、自分が恰好良くスマートでないとダメなため、失敗を受け入れることができないのです。自分が悪いと認めるのが無理で、周囲に失敗した事を気付かれたくないと、迷わず周囲のせいにしてしまいます。まるで子供の様に振舞ってしまうことがありますので、大人の世界では自分に都合の良い生き方しか出来ません。これではお見合い相手に嫌われても仕方ありません。
④今迄の恋愛経験をいつも自慢する
これぞ“主役”の本領発揮とばかりに、別にお相手の女性から聞かれてもいないのに、有る事ない事べらべらと、話を適当に盛りながら、自慢たらたらに、“思いの丈”でなく“思い込みの丈”を話し続けて、自惚れたプライドを満足させることのみに集中するのです。どうでも良い全く関心の持てない自慢話を延々と聞かされて、好感を持ってくれるお見合い相手は100%居ないと思います。
先月に入会してくれたJ君、プライド高めで独りよがりな性格が災いし、中々お見合いが成功しません…。
J君:「中々理想的なお相手に巡り会えません。何故断られてしまうのか、意味が分かりません!。」
私:「お見合いでは、ちゃんとお相手の女性を褒めたり、話題を振って聞き役にまわることが出来てますか?。」
J君:「結構、口下手な方ばかりで、私がしゃべらないと時間を持て余してしまうんですよ!。」
私:「たとえ沈黙の時間に耐えてでも、お相手が話し出すのを待ってあげないと、会話のキャッチボールが出来ないと思うよ!。」
J君:「せっかくのお見合いなのだから、色々と聞いて欲しいことが沢山あるんですよ!。」
私:「お相手の事も色々と知りたいでしょ?!。」
J君:「いつも1時間を目安に終了させるように言われてるから、全然時間が足りないんですよ!。」
私:「J君が一生懸命話してばかりいるから、お相手が疲れてしまうんじゃないかな?!。」
J君:「そうなんですかねぇ…。じゃあどうしたら良いんですか?!。」
私:「J君は純粋で、どうしても子供みたいな振舞いをしがちだから、“独りよがりな気持ち”を少しだけ抑えてみたらどうだろう!!。」
J君:「今更、性格を変えるのは、中々難しいんじゃないですか?。」
私:「性格は変えなくても良いから、考え方を少しだけ変えてみようよ!。」
J君:「えぇ?どうすれば良いんですか?!。」
私:「人には、プライドってとても大切だとは思うんだけど、それが“自惚れ(うぬぼれ)”になってしまってはいけないと思うんだよ!。」
J君:「“自惚れ”は恰好悪いですよね!。」
私:「そうそう、“自惚れのプライド”なんて要らないよね!。」
J君:「じゃあ、大切なプライドって何なんですかね…。」
私:「それはね…“矜持(きょうじ)としてのプライド”かも知れないよ!!。」
J君:「どういう意味ですか?!。」
私:「“誇りを持ちながらじっと保ち構えている”と言うプライドこそ大切にすべきかも知れないよ!!。」
J君:「はなさん恰好いい!(J君も私を“はなさん”と呼びます)。これからは“自惚れのプライド”を捨てて、“矜持としてのプライド”を大切にできる様に頑張ってみます!!。」
私:「次のお見合いは絶対成功させようね!!。」
J君:「お見合いの先の世界が見て見たいので…頑張ります!(笑)。」
私:「“矜持としてのプライド”を大切にできるJ君は無敵だよ!!!。」
J君:「今度のお相手には、褒めて貰えますかね?!。」
私:「J君が褒めて差し上げる様にしようね…。大丈夫?先が長そうだなぁ…(笑)。」
J君:「冗談ですよ!。私が褒めまくりますからね!!(笑)。」
私:「いやっ、どーも!(笑)。」
“相惚れ自惚れ片惚れ岡惚れ!”
両思いの相惚れ、ひとりよがりの自惚れ、片思いの片惚れ、ひそかに恋い慕う岡惚れ、と惚れるにゃ色々あるけれど、この世で一匹!独りよがりのプライド王子、相手を全然褒められず、失敗何度も繰り返し、いささか自惚れが過ぎたよう…。ドッコイ気付いた閃いた!。“自惚れのプライド”を捨て、“矜持としてのプライド”を大切に!。考を変えると決意した!。今度こそ、お見合いの先が見えるかな?!。今日は、この辺で失礼します。
0コメント