あるお見合いの顛末(その8)


※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。 


交際成立後、四日目の膠着状態が続く中、田中様(仮名)との打合せ後、19時過ぎには先方仲人様へ再度提案のメールをいたしました。しかし、先方相談所の営業時間20時を過ぎても、“音無しの構え”は続きました。今日は、「あるお見合いの顛末(その8)」をお送りいたします。 


「お世話になっております。先ほど、田中からその後の状況確認の連絡が入りました。今のところ鈴木様(仮名)からの改めてのご連絡はいただいてない、との事です。実は事態が何も進まない事に、田中も少々センシティブになっております。先のメールでもお願いいたしましたが、仲人様と鈴木様でご調整いただき、私へ調整後の日程をご提案いただきたいと存じます。お二人の事を考えての判断です。ご配慮の上、ご了承いただきたいと存じます。よろしくお願いいたします。」 

すると、その直後に先方仲人様ではなく、田中様からメールが入りました。 

「今度は6月29日、午前中の1時間をピンポイントで提案してきました(笑)。どうしましょうね…。」  

「そうですか、直接連絡を入れない様に念を押したのですが、申し訳ございません。初デートは1週間から10日以内にお会いするのがセオリーですが、6月29日(土)でもギリギリ許容範囲かも知れませんね。ところで、この連絡は電話でしたか、それともショートメールですか?、他の候補日はありませんでしたか?。肝心のお詫びの一言はありましたか?。」 

「SMSです。申し訳ありませんと冒頭にありますが、何に対してなのか解りません。候補日はこの1時間だけです。交際の意味が解ってないのでは?。本当に付き合いたいんですかね…全然そう見えませんけど。」  

「これはペナルティを払いたくない為の苦し紛れの回答で間違いないでしょう!。先方仲人は、関わるのを避けて29日でのお二人の直接交渉で納めたいと思っていると思います。6月29日(土)にお受けするか否かは田中様のお気持ち次第です。ちなみに初デートは2時間くらいが普通ですね。ちなみに1時間と仰いましたが、時間指定されていたのですか?。早朝ですと当然行くのが大変ですし、場所はこちらから提案できますが...。時間指定がなく1時間との条件であれば、ギリギリ了承の範囲内ではありますね。もう少し時間に余裕が欲しいと言うことも可能だとは思います...。いづれにしても出来る限り希望に沿う様にいたしますので、ご指示ください。よろしくお願いいたします。」

「ですよね…。時間は11時から12時で指定されています。まだ考えていますが、率直な気持ちとしては、東京へ行ってお茶して帰るならまあやっても良いかな、くらいではいます。それこそ茨城側に来て貰えるならありがたいですが、どうせ無理でしょうから…。」  

「であれば先方からの提案内容を、仲人へどう思うのか、ただして見るのも良いかも知れませんね。それでも先方が“糠に釘”状態なら、①場所を茨城にして交渉する。②田中様から夕方にご提案いただいた『双方ペナルティ無しでの終了』を提案する。を選ぶのは如何でしょう?。何れにしても、もうお会いしたくない感じですよね?!。」 

「そうですね、はっきり言って会いたくないです。候補日が一日だけ...しかも一時間の時間指定というのも不誠実だと私は受けとりました。しかもこちらが会いに行くのに…。是非、聞いて見て下さい、お願い出来ますでしょうか。」  

「はい、了解いたしました。今晩中に先方へメールさせていただきます。明日状況を報告いたします。お疲れ様でした。」 


例によって22時を過ぎてしまい、やれやれ、今日も事態を良い方向へ進めることが出来ずに申し訳なかったな…。と反省しながらシャワーを浴びようとしたところ、田中様からまたメールが入りました。 

「実は…、一つ気になっているのが、彼女がサクラじゃないかという可能性です。考えたくなかったのですが、お見合いに即決したことや、お見合い後のこのやる気のなさ、お見合いとのギャップ、多忙の理由の拙さ、わざとこちらが受け入れ難い様に、やたら時間を区切りたがる、キャンセル料目当てのサクラと仮定すればしっくり来るのですが、不自然過ぎます。ご一考ください。」  

「そうですね、そう言われてみれば不自然なことが多過ぎますね。仮にサクラだとして、先方に何の得なことがあるのかを考えて見ますと、正直思い当たらない感じもいたします。とにかく正攻法で先方仲人の考えをただして見る事にいたしましょう...。田中様が他に何か別の方法をとりたいと仰るのであれば、私は従うつもりです。いつでも仰ってください!。」 

「承知しました、考え過ぎかもしれません。引き続きよろしくお願いいたします。」 

「これから、先方が申し訳ないと思い、心情的に受け入れ易そうな文章を考えようと思います。北風と太陽の正攻法で行ってみます。今朝、鈴木様から届いたメールを私へ転送しておいていただけませんか?。一応、正確に内容を把握しておきたいので、よろしくお願いいたします。」 

「そのメールでしたら、『申し訳ありません。6/29の11:00-12:00はいかがでしょうか。』これだけです…。」  

「えっ!たったこれだけですか?!。了解です。ありがとうございました。お休みなさい。」 


明日こそ、何とかしなければ!。冷たいシャワーで頭を冷やすことにしました。今日は、この辺で失礼します。

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