これで完璧!洋食マナーの心得(後編)


今日はマナー心得の第三回目として、いよいよ洋食料理をいただく際の心得に話を進めたいと思います。では早速参ります。 


<料理(フルコース)>  

食事を始める際に注意しなければならない事があります。一つは「音」です。ナイフやフォークをぶつけたり、食材を口に入れて咀嚼する際にクチャクチャと音を立ててはいけません。二つには、「スピード」です。必ず一緒に楽しむことを忘れてはいけません。早くても遅くてもダメです。お相手のスピードに合わせることが大切です。三つ目は「会話の内容」です。楽しい時間を過ごすことが目的ですから、「汚い話」や「下ネタ」は厳禁です!。「料理の批評」もほどほどにいたしましょう。(出典:アツギ株式会社「Style up cafe」) 四つ目は「料理をシェア」です。お相手と自分の食べ物を分け合ってはいけません。五つ目は「料理の残り物を持ち帰る」です。お腹が一杯になったからと言って勿体ない精神を発揮してギャルソンに持ち帰り用の容器を頼んではマナー違反になります。六つ目は「空いたお皿を重ねる」です。食器を傷つけてしまう恐れもありますし、ソースが食器の裏側へ付いて汚してしまうので、絶対にやってはいけません。(出典:知力空間/ハウツー)最後に七つ目ですが、「食器を動かさない」です。取っ手付きのスープカップやコーヒーカップ以外はギャルソンがサーヴしてくれた場所から動かしてはいけません。では次の順番で美味しいフルコースをいただきましょう。 


①お酒:食前酒(アペリティフ)は迷ったらシャンパンを頼むのが無難です。ワインは魚料理に白ワイン、肉料理に赤ワインが合いますが、分からなければおススメを聞いて見ましょう。ボトルでは飲みきれないと思えばグラスワインでも構いません。 


②アミューズ(小前菜):オードブルの前に出るお見せからの「お楽しみ」です。メニューにはありません。メニューやワインをゆっくりと選んで欲しいと言う意味を込めての無料サービスです。(出典:ぐるなび) 


③オードブル(前菜):食欲をそそる事が目的。量が少なくて塩分や酸味が濃い目のものが多いです。(出典:Wikipedia) 


④サラダ:ヨーロッパではメインの肉料理の次に出されることもあるそうですが、アメリカでも日本でもオードブルの次に出てきます。アメリカ式ではナイフでサラダを一口大に切りフォークで刺した後、ナイフを置きフォークを右手に持ち替えて食べます。ヨーロッパではナイフで補助しながら左手のフォークでサラダを刺しそのまま持ち替えずに口へ運びます。(出典:知力空間/ハウツー) 


⑤スープ:コンソメタイプとポタージュタイプがあります。右側の外側に置かれている大き目のスプーンを使います。容器の手前から奥へとすくいながら、スプーンの先を自分に対して直角にして口に入れ、音を立てずに流し込む様にしていただきます。熱くても冷まそうとして息を吹きかけてはいけません。残り少なくなった場合にはスープ皿の手前を左手で奥へ傾けてすくい易くします。実はこの方法はイギリス式なのだそうです。飲み終わったら皿の上にスプーンを自分に対して平行にして上向きで置きます。(出典:フランス料理総合サイト「フェリスィム」) 


⑥パン:パンはスープを飲み終わった後から食べ始めます。食べ終わるのは遅くてもデザートの前までです。必ず手に取って一口分づつちぎります。必要に応じてバターをつけていただきます。丸ごとかぶり付いたりナイフで切り分けたりしてはマナー違反です。ちなみに皿に残ったソースをつけて食べたいと思った時は、ちぎったパンをフォークで刺してさりげなくつけると良いと思います。(実は私、良くやります。) 


⑦魚料理:ナイフで頭から中骨に沿って尾まで切れ目を入れます。背中側の身を食べてから手前側(腹側)の身を食べます。次に中骨の下にナイフを差し込み、身から外します。骨は皿の奥へ置きます。和食と同様にして表と裏をひっくり返さすことなく、そのまま下側の身をいただきます。(出典:トレンドニュース7)基本的には左側(頭側)から右側(尾側)へと食べ進めます。これも和食マナーと同じです。ちなみに肉料理よりも魚料理が先に出るのは消化しやすいからだと言われています。イタリア料理では肉か魚かどちらかを選びます。 


⑧ソルベ:デザートでは無く、肉料理の前の口直しとしてフルーツ果汁、シロップ、などを素材とし、そこにシャンパンやリキュールなどを加えて凍らせた氷菓です。さっぱりして口の中がリセットされます。これがアメリカへ渡りこの素材以外に牛乳や卵白ゼラチンなどを使用したものがシャーベットです。(出典:グルメニュースサイト「macaroni」) 


⑨肉料理:焼き加減は「レア」→「ミディアムレア」→「ミディアム」→「ミディアムウェルダン」→「ウェルダン」と進むにつれてしっかりと火を通すことになります。迷ったら「ミディアム」くらいにしておくと良いと思います。魚同様に左から右に一口づつ切りながら食べます。最初に全部切ってしまうと、せっかくの肉汁が流れ出てしまい台無しです。付け合わせもバランス良くいただきましょう。(出典:「じゃらんニュース」) 


⑩チーズ:ここから終盤です。チーズはデザートの始まりと思いましょう。個性があって選ぶのが難しいと思ったらチーズのプロが運んできた時に、お相手の好みも確認しながら普段中々いただけない種類のおススメを聞いて見ましょう。ワインとの相性なども一緒に教えてくれると思いますよ。美味しいチーズは楽しい会話にも花が咲くというものです。 


⑪フルーツ:フルーツ類はデザートの洋菓子類よりも先になります。それは甘味が淡白なので、その方がフルーツ本来のフレッシュな甘みを感じやすくなるからです。(出典:HappyLifeStyle株式会社「人生の教科書」) 


⑫デザート:フルーツよりしっかりした甘味のデザートとして洋菓子、アイスクリーム、チョコレートなどがサーヴされます。甘いものは、食べた物を胃から腸へと押し出す働きを促すとされています。(出典:HappyLifeStyle株式会社「人生の教科書」) 


⑬コーヒー/紅茶:砂糖を入れて溶かす場合はスプーンに角砂糖を乗せてカップの中へ沈めて何回か泳がせる感じが良いでしょう。カップに当てて音をたてない様にしましょう。使用したスプーンはソーサーの向こう側へ上向きにして置く様にします。持ち手が左側にある時は右手で外側から回して右側へくる様にします。 


⑭プチフール:フルコースの最後の最後に、食後のデザートの一部として出される一口菓子。クッキー、マカロンなどの「焼き菓子」や、エクレア、タルトレットなどの「冷たい菓子」が出されます。(出典:Wikipedia) 


⑮食後酒(ディジェスティフ):食事後の疲れた胃に強いアルコールで刺激を与え、活発に活動させ消化を促進させるために飲むものです。アルコール度数の高いブランデー、個人的な好みは独特の深みと甘みを持つ年代物のシングルモルトウイスキーです。リキュールを使った甘めのカクテル、それにスッキリした甘味のあるアイスワインや貴腐ワインなども好まれます。(出典:Wikipedia) 


<テーブルチェック> 

最近は日本でもレジではなく「テーブルチェック」してくれる店が多くなりました。スマートに会計を済ませ、楽しい時間の思い出と共に店を後にしたいものです。ここで気をつけなければならない事は、「テーブル上で仲間同士のお金のやり取りをしてはいけない。」と言うことです。テーブルチェックの店では個別会計はNGなので、ついつい席にいるうちにやりそうですが、基本的にマナー違反です。間違ってもお金をテーブルの上に置くのは厳禁です。デートの場合は男性が支払うのが基本なので問題ありませんが、割り勘の場合は店を出てから調整してください。 


 以上、様々な資料を調査し参考にしながら洋食フルコースをいただく事を想定したテーブルマナーを(前編)と(後編)に分けてまとめてみました。ご参考になりましたでしょうか。長々と書きましたので、面倒に感じた方も多いかとは存じますが、要は「慣れ」です。気軽に行ける美味しいレストランを探すのも楽しいですから、いくつか訪れて味を楽しみながら練習をしてみることをお勧めいたします。それでは今日はこの辺で失礼します。

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