「ありがとう!」の思いと、ちゃんと言葉にする誠意


昨日は、NHK『まんぷく』の最終回でした。朝ドラフリークとしては春と秋の番組改編期には一抹の寂しさを感じます。『まんぷく』は、あの「チキンラーメン」や「カップヌードル」を作った日清食品の創業者、安藤百福(ももふく)夫妻をモデルにした事で有名ですが、3月5日(火)付の産経新聞には次の様な記事が出ていて、なるほどと納得の驚きでした。


 ‟発売から60周年目にあたる平成30年度の売上高が史上最高を記録したと発表した。開発者で日清食品創業者、安藤百福(ももふく)夫妻をモデルにしたNHK連続テレビ小説「まんぷく」の放映で人気が高まり、売り上げ増につながったようだ。「チキンラーメン」は昭和33年(8月25日)に発売されると「家庭で手軽に食べられるラーメン」として人気を博した。インスタントラーメンはその後、世界で年間1千億食が消費される食品に成長している。


” 史上最高の売上高とは、正に「まんぷく効果」でしょうか?!。ヒロイン立花福子役(安藤サクラさん)の義兄で香田忠彦役の要潤さんもTwitterに「友人レベルの会話だが、関西近郊ではチキンラーメンが入手困難になってるらしい。」とツイートしたそうです。個人的にはどちらかと言えば‟焼きそば派” なので、UFO対カップヌードルで言えば7対3のストック率と言うところでしょうか。ちなみに最近ではAmazonとかで袋麺用の電子レンジ調理用品が売られていて、これが袋麺の焼きそばとラーメンの両方に利用できます。中には冷凍うどんや冷凍チャーハンやパスタ等にも応用できるものがあって便利です。100均の物より耐熱性が高く洗い易いし丈夫なので結構おススメです。 


この半年間ほぼ毎日『まんぷく』を見ていて、ずっと何かデジャブ感があったのですが、NHKの「朝ドラ100」のサイトにあった過去の作品一覧で、その理由に気付きました。平成15年後期放送の石原さとみさん主演『てるてる家族』の中で、中村梅雀さんが百福さんをモデルにした「安西千吉役」を演じていたのです。白衣を着てお茶の水博士の様なヘアースタイルで「人類は麺類だ!。」が口癖のユニークな役柄でした。妻の仁子(まさこ)さんをモデルにした「安西節子役」は堀ちえみさんでした。ネットって便利ですね。お陰でこの半年間のデジャブ感をスッキリさせることができました(笑)。 


ところで、『まんぷく』は平均視聴率20%越えを出したそうですが、これには三つの理由があったと感じています。一つには ‟ナレオチ” が無かったことだと思います。‟ナレオチ”はストーリーに影響力のある役柄が主人公との別れのシーンをきちんと描かずにナレーションだけで出番が無くなってしまうことを言うのですが、今回は誰も ‟ナレオチ” する人が居なかったと思います。二つ目は早くして亡くなった長姉の咲さんを、度々家族の夢に登場させて心暖まるキーワードを囁かせることで、天国から家族を見守る役として存在させ続けたことだと思います。そして、三つ目は ‟ブシムス” です。『まんぷく』に抜群の安定感を醸し出していた「私は武士の娘です!。」の鈴さん役を演じられた松坂慶子さんの存在が大きかった気がいたします。最終回でも萬平&福子が『世界一周麺の旅』へ出掛け、クアラルンプールからバンコクへの移動を前にして、鈴さんへ宛てた手紙を咲さんの仏壇の前で一緒に笑顔で読みながら「クアラルンプールってどこ、咲?!。これから私たちはタイに向かいます。タイには辛くて酸っぱいスープを使った麺料理があるそうです。...ハッハッハ、まったく幾つになってもあの二人は変わらないわねぇ、咲!。」と振り返ると、咲さんも笑顔で「そうねぇ、お母さん!。」と鈴さんの肩にそっと手を置き、母娘で優しく見つめ合うシーンがありました。 


私は「転生輪廻」を信じていますし、この世に生きている者が忘れようとしない限り魂と共に存在し続けることができるとも思っています。毎日の生活で、ちょっとした悩みや迷い、様々な考えがまとまらない時に、「もしもお袋が生きていたら何と言う?。」、「親友だった〇〇ならどう考える?。」、と出来るはずの無い会話を試みた経験はないでしょうか?。いつも自分の存在を絶対視せず、謙虚なものの見方考え方を心掛けている人ほど、客観的な意見を求めるのだと思います。しかも自分の中に生き続けている魂の価値観に、どうしても問うてみたくなるのです。勿論、天国に行ってしまったから「神格化」している部分が無いと言えばウソになりますが、素直に耳を傾けて自分がどうするべきなのかを何の打算もなく性善説で結論に導けるのは、そんな信頼に足る存在だけなのかも知れません。 


そろそろ婚活と結び付けてみたいと思いますが、お見合いをできるだけ数多く経験して、人生のパートナーとして最良のお相手かどうかを見極める一つの方法は、考え方や価値観がお互いにどう違うかを理解し合った上で、認め合い尊重し合うことができるか、足りない部分を補い合って少しでも前に進もうと努力することができるかだと思っています。お互いへの「愛している」と言う愛情表現をためらいなく言葉にして伝えられるか、心からの「ありがとう」と言う感謝の言葉を口に出して言うことができるか、実際に行動に移して見ることをお勧めしたいと思っています。 


鈴さんが咲さんの夢枕での「ありがとう!」にならって、思い付いた生前葬で集まった人々全員と、満面の笑顔でお互いに「ありがとう!」を繰り返していました。萬平さんが鈴さんへの御礼の言葉として、「福子がお母さんに心配ばかりかけていましたと言ったのは、全て僕のせいです。これから、まだまだ何があるか分かりませんが、信頼し合える仲間、家族、親族、そして福子が居るから大丈夫です。お母さんには何よりも福子を生んでくださったこと、そして僕たちの結婚を許してくださったことに感謝します。本当にありがとうございました。」と深々と頭を下げていました。勿論、実際の話ではないフィクションではありますが、それでも夫婦でここまで信頼し合い、思いやりの言葉を率直に口にできる関係がどれだけ存在するかを真面目に考えて見て欲しいのです。よく「夫婦は二人で一人」などと言ったりもしますが、互いに必要とし合えるかけがえのない存在、自然に感謝と愛情を口に出し合える存在、せめてそんな幸せな関係をお互いの目標にしようと約束できたら素晴らしい結婚生活を迎えられるのではないでしょうか。長々と朝ドラ『まんぷく』を振り返りながら、お相手への「ありがとう!」の思いと、ちゃんと言葉にする誠意。最良のパートナーを見極める方法について考えて見ました。今日はこの辺で失礼します。

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