喧嘩しないカップルの特徴とは?!
今日は「喧嘩しないカップルの特徴とは?!」をお送りします。
交際相手との喧嘩と言うのはかなりエネルギーのいることですから、できれば避けたいと思うのも当然です。でもそんなのは現実には無理で、つまらないことで喧嘩を繰り返しているカップルの何と多いことでしょう...。しかし、少数派ではありますが、喧嘩などしたことがない、喧嘩になる理由がない、不思議だなとは思いますが、確かにいらっしゃいます。個人的には小さな喧嘩をしょっちゅうやってストレス発散している方が自然な有り様だと考えるほうなのですが、それはしないで済むものなら喧嘩などやらないに越したことはありません。ならば、その羨ましい奇特なカップルの実態を学び、特徴を分析して見ようではありませんか。もしかすると平和で幸せが長続きするカップルの極意が発見できるかも知れません。
ところで、喧嘩しないカップルと一口に言っても、幾つかのタイプがあると思われます。一つには、カップルには忍耐も必要とばかりに「我慢を積み重ねてしまうタイプ」です。結果として喧嘩は起こりません。二つには、「相手に依存しているタイプ」です。何でも言うことを聞く相手に不満はありませんので、喧嘩は起こりません。三つ目は、「適度な距離感を保っているタイプ」です。過度な干渉や束縛とは無縁ですので喧嘩にはなりません。四つめは、「相手を信頼しきっているタイプ」です。心から信頼し尊敬し合っていれば喧嘩にはなる筈がありません。ちなみに「マンネリしているカップル」や「外に恋愛対象が出来てしまったカップル」とかは喧嘩しないと言う点では一緒かも知れませんが、羨ましい奇特なカップルと言う意味とは違ってきますので、除外して考えたいと思います。
先ずは喧嘩しないカップルのメリットとデメリットについて考え、次にこれら四つのタイプの喧嘩しないカップルの特徴を分析して学んで行きましょう。また喧嘩しないカップルが心得ておくべきリスクポイントも押さえておきましょう。そして最後に“喧嘩しないカップルの理想的なあり方”を考えて見ることにいたしましょう。では早速はじめさせていただきます。
<喧嘩しないカップルのメリットとデメリット>
①メリット
喧嘩をしないと言うことは相手に不満を感じないと言うことです。不満を感じなければ居心地の良い雰囲気に包まれているのでしょう。そんな安心できる気の置けない“ありのままの関係”なら、お互いを大切に思うと思います。“思い遣りの気持ち”“気遣う気持ち”で満ち足りた優しい空間が無理なく自然に出来上がるのです。まるでこの世の天国の様な二人の関係は、お互いがそう感じ続けることが出来る限り、何よりも優先して大切にしたいと思うことでしょう。
一番の理解者ですから、自分の行動や考えを共有したいと思いますし、僅かな誤解や気持ちのスレ違いを防ぐ努力を欠かさないでしょう。そして相手の意見に耳を傾け共感したいと願い、実際に行動することで充実した喜び、安定した日常を感じ、愛情を深化させて行くことになると思います。全ての思考や行動の原点が「相手を幸せにしたい」と言う発想から生じている訳ですから、これは幸せを感じられるメリットそのものだと言えるでしょう。
②デメリット
一方で、喧嘩をしないと言うことは、後ほど特徴としても考えようと思いますが、少しづつ我慢を繰り返して溜め込んでいる場合や、交際の中身が何か他人行儀で今一つ踏み込んが物言いが出来ない場合や、相手との信頼関係に自身を持てずに喧嘩した場合はそれこそ爆発してしまうのではないかと“破局”を恐れる気持ちや“独りになってしまう寂しさ”を避けたい気持ちが先に立ってしまい、お互いの将来のあるべき姿とか、信頼関係をよりしっかりしたレベルに持っていきたい、とかの重要な成長し合わなければならないプロセスが思考停止状態に陥ってしまう恐れがあると思います。これは長い結婚生活を幸せに続けたいお二人にとっては、それこそ別れる原因にも成りかねないデメリットになる可能性が大きいのです。何事も「喧嘩をしないラブラブカップル」と言う理想を思うばかりに、不自然且つ無理を通そうとする演出は、却って大きなリスクをはらんだデメリットとなってしまうと思います。
<喧嘩しないカップルの特徴>
①「我慢を積み重ねてしまうタイプ」の特徴
何故一緒にいるのか理解できないと首を傾げてしまうのがこのタイプだと思います。縁があってパートナーとなったのだから、多少は我慢も必要だと言う考えは一見するとまともな意見の様に思えますが、それが積み重なると話は別だと思います。お互い相手の気持ちを考えるのはとても良いことですが、それと我慢することは話が違ってくるのです。
二人が幸せになるためには、相互理解を深めていくことが一番大切なことだと思います。それには、どんな時に嬉しい、楽しいと感じ、どんな時に悲しい、つまらなくて嫌だ、と感じるのかを共有していくことだと思います。楽しいことを楽しいと言えない、嫌なことを嫌と言えない関係は、正直いつまで経っても距離が縮まることもなく、親密さが出来てこないのではないでしょうか。
そんな表面的な交際を続けていてもストレスを溜め込む一方で、何のメリットもなく、本音を言えないまま我慢の限界を迎えてしまえば、お互い顔を合わせるのも苦痛になり、やがて爆発して起こる最初の喧嘩が、最初で最後の別れに結びつく後味の悪い喧嘩と言うことになってしまいます。普段は喧嘩もなくて仲が良さそうに見えても、発展的な高め合う関係とはならないと思います。
②「一人の時間を大切にしているタイプ」の特徴
相手への想いが強すぎると、ああして欲しい、こうして欲しい、と要求が多くなります。それが度を越して我儘になってくると“干渉”や“束縛”をしてしまいかねません。要求の強さや多さは依存する気持ちの度合いに比例してきます。いくら好きな者同士と言う気持ちが通じ合っている関係だとしても、独立した個人の部分をお互いが尊重しなければいけません。いくら仲の良い二人でも「別々の時間」と言うか「適度な距離感を保つこと」は必要なことなのです。
正に、そこが上手く行っているカップルは喧嘩が少ないと思います。相手を好きな気持が高まれば、それは一緒に時間を過ごしたいと思うのはごく自然なことですが、人間はある意味矛盾した生き物で、例え望んだことだとしても、二人の時間が増えればその分お互いが感じるストレスも積もって行くのです。
喧嘩しないカップルの特徴の一つとして、お互いが自立した関係で、仕事や趣味や友人との会話を楽しむ時間を尊重し合うことが、一種の気分転換と言いますか、ストレスをリセットすることに繋がっていて、結果として二人の時間がより幸せを共感できる大切な時間を作り出すことになるのだと思います。自立した大人の関係が喧嘩をしなくて済むコツでもあるのではないでしょうか。
③「相手に依存しているタイプ」の特徴
カップルのどちらかがとても行動的で決断力がある場合、もう一方は何でも“お任せ状態”になってしまうことがあります。常に相手をリードしたいと思っている側と、常にリードさせてあげたいと思っている側の利害が一致していて、一見したところ何も問題が無さそうに見えるのが相手に依存しているカップルです。言葉を変えれば一方通行の感情の流れでしかないので、コミュニケーションが不足しがちになります。お互いの気持や行動が共有されなければその背景の考え方や価値観の違いも表面化しませんので、お互いの理解が進むことが無く、喧嘩する原因が見当たらないのです。
④「相手を信頼しきっているタイプ」の特徴
お互いを信頼しきることは、余程の相性の良さや、密なコミュニケーションが成立してないと、中々出来ることでは無いと思います。人間は不完全な生き物ですから、お互いに不完全な分、疑心暗鬼になることが当たり前の感情なのだと思います。
しかし、不思議とお互いをとことん信じ合うことが出来ているカップルが存在していることも事実です。彼等とて同じ人間ですから不完全な生き物であることには変わりありません。ですが、そこを百も承知で不完全さを埋める努力を意識的にしているのです。先ずとにかく良く話します。お互いが相手の話を良く聞きたいと思い、自分の話も聞いて欲しいと思うのです。その潤沢なコミュニケーションが功を奏して強い信頼関係を作り上げ、疑う気持ちを生じさせず、継続させることに繋がっているのではないでしょうか。
お互いの価値観がもたらす、物の見方や考え方、そして行動の仕方を把握して理解し合うことで、自分との“違い”も踏まえつつ、相手のパターンが予測でき、疑念を持つ要素も浮かばず、普通に信頼し続けることが出来てしまうのでしょう。そんな二人には喧嘩は無用だと思います。喧嘩しないカップルとしては、強い信頼関係があるからと言うのが唯一誰も文句の付けようが無い羨ましい特徴になるのです。
<喧嘩しないカップルの心得ておくべきリスクポイント>
先ず、相手への気遣いは大切ですが、配慮し過ぎては本音を言えなくなってしまいます。それが先程述べた我慢する行為に走ってしまうことに繋がるのです。
二つには、お互いの違いを認め合い認識し合うことは大切ですが、その違いが余りにもかけ離れていて相容れない部分が多すぎても、お互いにストレスを積み重ねることになってしまい、やがては許容しきれなくなってしまうと思います。
三つには、自立した大人の関係はとても大切ですが、独立心が強いばかりに、相手への興味や関心、好奇心が高まらず、表面的な付き合いに終止してしまっては意味がありません。相手への“好き”と言う素直な気持ち、“ありがとう”と言う感謝の気持ちをきちんと言葉にして伝え合うことを疎かにしないことが肝要です。
そして四つめは、喧嘩しないカップルがもしも喧嘩してしまったら...決して相手に勝とうと考えず、お互いの言い分を良く話し合い、原因を曖昧にせず、誤魔化さず、単なる誤解なのか、齟齬(くい違い)なのか、事実は何なのか、何が悪くて何が良かったのかを全部出し合い、“ごめんなさい”“すみませんでした”を素直に言える迄、時間をかけてコミュニケーションを取ることが大事です。
普段喧嘩をしないカップルの喧嘩は“大喧嘩”にエスカレートすることがありますので、これらのリスクポイントを良く踏まえた上で、充実した日常の交際を深めていって欲しいと思っています。
<喧嘩しないカップルの理想的なあり方>
そもそも喧嘩と言う言葉が穏やかではない印象があるのですが、そこまでストレスを溜め込んで爆発させる前に、その原因をそのまま放置してしまうことをせず、「自分はこう思うけど、君はどう?」、「君の考えはこうなの?それとも別の考えなの?」、「自分はこうしたほうがより良くなると思うけど、もっと良い方法は何か無い?!」...必ず何かを行動に移そうと考えた時に、自分を優先してしまわないことです。
とにかく自分一人の価値観を相手に押し付ける行為をしなければ、喧嘩の発端となる様な“揉め事”さえも極力減らすことが出来ると思います。何が理想かと言えば、“揉め事”の原因を作らずに済む充実したコミュニケーションとお互いを良く理解し尊重し合う強い信頼関係を築く努力を惜しまないことだと思います。
今日も良い一日であります様に。
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