春一番!
今日は、『春一番!』をお送りします。
気象庁は昨日の22日(土)、関東地方で“春一番”が吹いたと発表しました。昨年の3月9日と比べますと(今年はうるう年ですので)15日早い記録になります。ちなみに“春一番”とは、気象庁によりますと…、
①立春から春分の間であること
②日本海で低気圧が発達すること
③強い南風が吹き気温が上昇すること
とされています。全国一律かと思いきや、沖縄と東北や北海道では発表されません。現在は全国に8ヶ所ある気象台がそれぞれ発表していますので、発表の仕方が「どこどこ地方での“春一番”」となります。東京管区気象台の場合は、大手町北の丸地点の観測で“春一番”か否かを判断しているそうです。
気象庁は“春一番”の語源について所説あるとしながらも、安政6年2月13日(1859年3月17日)、現在の長崎県壱岐市の漁師が出漁中に、おりからの強風によって船が転覆し、53人の死者を出して以降、漁師らがこの強い南風を“春一”または“春一番”と呼ぶようになったと紹介しています。ちなみに、1987年に郷ノ浦港近くの元居公園内に「春一番の塔」が建てられているそうです。
現在では“春一番”は寒い冬からの春の訪れを感じさせてくれる、暖かくて好ましいニュースとして認知されている気がいたしますが、その語源を辿ると沢山の犠牲者を出した悲しい事故の記憶と結びつくとともに、“春一番の強風”として人々に畏敬の念を持って恐れられ、現代に伝えられているのだと思います。
一方で、“春一番”と言えば、やはり個人的にはキャンディーズを思い出します。“春一番”はアルバム「年下の男の子」に収録されていましたが、シングルカットされたのは翌年の1976年3月1日でした。ちなみにその年の“春一番”が東京で観測されたのは2月28日だったそうです。歌詞の中では「風が吹いて暖かさを運んできました どこかの子が隣の子を迎えに来ました もうすぐ春ですね 彼を誘ってみませんか 泣いてばかりいたって幸せは来ないから 重いコート脱いで出かけませんか もうすぐ春ですね 恋をしてみませんか」のフレーズが歌われています。二番では「別れ話したのは去年のことでしたね ひとつ大人になって忘れませんか」とも歌われています。
婚活中の皆さんも、上手く交際が進展している方もいらっしゃいますし、中々ソウルメイトと思える様なお相手に巡り会うことが出来ないで、気落ちしてしまい“婚活疲れ”の状態になっている方も居られる事でしょう。キャンディーズの歌詞の様に、泣いてばかりいたって幸せはやってきません!。今までの辛い思い出は“春一番”が吹き飛ばしてくれるに違いありません!。どうか昨日東京に吹いた17.7メートル南南西からの“春一番”を機に一日でも早く気持ちをリセットして、もう一度新しい出会いに夢中になってみましょう。きっと凍えた心を融かして暖めてくれるお相手が、貴方のすぐ近くまで幸せを運んで来ているに違いありません。
今日も良い一日であります様に。
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