関西系恋愛ものバラエティを懐かしむ…


今日は、『関西系恋愛ものバラエティを懐かしむ…』をお送りします。 



 一目惚れでも二目惚れでも構いませんが、男性は惚れっぽい生き物なのだと思っています。昨日のブログで“恋に落ちる瞬間”と書いていて、昔、関西テレビで「パンチDEデート」と言う人気番組があったのを思い出しました。調べて見たら1974年から10年以上フジテレビ系列で全国放送されていた人気番組で、司会は桂三枝さんと西川きよしさんが務めていました。オープニングとエンディングのキャッチフレーズは、「(きよし)ひと目会ったその日から」→「(三枝)恋の花咲くこともある」→「(きよし)見知らぬ貴女と」→「(三枝)見知らぬ貴男に」→「(きよし)デートを取り持つ」→「(三枝・きよし)パンチDEデート!」でした。 


カーテンで仕切られた左右の椅子に一般出場者の男性と女性が座り、三枝ときよしがそれぞれの介添え人として双方に仕事・趣味・好きなタイプや芸能人などをインタビューしながら印象を伝える。最後に「せーの~、ごたーいめ~ん」の掛け声で仕切りのカーテンが上がり二人が対面する。そこから1、2分間自由に会話する時間があった後にスイッチを持たされる。「目をつぶって上を向いて…、スイッチ・オン!」両方とも気に入ってスイッチを押した場合だけ背後の大きなハートマークの電光掲示板が点滅しお見合いが成功と言う流れだったと思います。  


30分のシンプルな面白さを持つ深夜番組でしたが、こんなことで本当にお付き合いするカップルなんているのだろうか?!とかなり懐疑的に見ていた記憶があります。番組調べによると、実際に結婚に至ったカップルは4組いたのだそうです。12年半で僅か4組ですから、かなり成婚率は低かったと言わざるを得ませんが、何と最高視聴率44.9%を記録したレジェンド番組でした。実はこの時代、恋愛ものバラエティが人気で、朝日放送の「ラブアタック!」(司会:横山ノック・上岡龍太郎・和田アキ子)と同朝日放送の「プロポーズ大作戦」(司会:横山やすし・西川きよし)も平均視聴率が20%を超えていて、合わせて御三家と呼ばれていました。 


少々前振りが長すぎましたが…、要はご紹介した「ひと目会ったその日から、恋の花咲くこともある…」のキャッチフレーズが視聴者の共感を呼んでいたことは確かです。「パンチDEデート!」にしてもプロポーズ大作戦後半の「フィーリングカップル5vs5」にしても、当時の高校の文化祭や大学の学園祭では必ず企画され、人気の催し物になっていました。ちなみにテレビ番組同様にカップルが誕生した際は、二人のキス(中学と高校は握手...)で盛り上がる感じでしたので、今よりもオープンで、男女が恋愛に素直で積極的な若者文化だった様に懐かしく思い出されます。  


実際の中学、高校、大学時代を振り返って見て、特に1980年代後半はバブル期とも呼ばれた日本経済が活況を呈した時代でしたので、会社でも毎年、桜の花見から始まって、夏はビアガーデン、秋は温泉などの社員旅行、冬はスキーツアーなどの社内レクリエーションがとても活発でした。今は経費節減やら仕事とプライベートをきっちり分けなければいけなかったり、会社が社員の出会いの場を提供するのはハラスメントだとか言われることもあり、何も行われなくなってしまいましたが、そんな数々の社内レクリエーションが、社員同士の出会いを積極的に応援し、社内恋愛から社内結婚へ進む人々がとても多く見受けられました。 


大企業から中小企業に至るまで、社内結婚の多い会社は働きやすい会社として社会でも評価され、学生の就職活動説明会でも企業側から必ずPRされていた様に思います。説明会に参加した学生からも社内結婚の状況が必ずと言って良いほど質問されていました。当時の大学四年生(関西では四回生)に無料でリクルート社から郵送されてきた黄色い表紙の就職情報誌“リクルートブック”は、これまた最近では見かけなくなってしまった当時の“分厚い電話帳”よりも、“超分厚かった”時代ですし、新入社員獲得競争も激しく何事にも積極的な時代だったと言えるかも知れません。 


学生時代に交際相手に出会えなかった若者も、社会人として入社後に会社の積極的な応援のもとで、お相手を探し見つけることが可能だったのです。良いか悪いかは別にして当時の女性社員は将来の伴侶を見付けることにかけては、かなり優先順位を高く意識していたことは言うまでもありません。男性社員も業績アップに貢献して素敵な女性社員から羨望のまなざしで見られようと頑張っていた様に思います。 


全てが正社員で給料も安定していて定期的にベースアップも実施され、日帰り出張手当、宿泊出張手当、昼食費補助、住宅手当、家族手当、管理職手当、通勤手当、時間外手当…等々結構手厚い待遇を受けていたものです。成長が著しい会社は“社員持株制度”で増資の恩恵を受けて資産を増やすこともできたのです。非正規社員とか契約社員とか言う言葉は生まれていなかったこの時代は、入社して35年~40年間務めて退職金を貰って、それを当時の銀行預金の利子5%~7%で運用しながら60歳の定年後を過ごすと言う安定した生活設計を立てられたので、入社後数年でどんどん積極的に社内結婚が出来たと言うことなのです。  


今はどうでしょう…学生時代に出会って交際を続け、そのまま結婚できるカップルは婚姻者の約10%前後と言われています。社会人になってから職場や仕事で知り合って結婚した夫婦は1992年までは増加していましたが、そこから減少に転じています。最新の2015年では30%を切っている状況です。これは正社員比率の減少が一因かと思われます。(ガベージニュース「夫婦が出会ったきっかけ」:http://www.garbagenews.net/archives/1845122.html)  


もう“職場結婚”は難しい時代だと言えると思います。だとすれば、減少傾向を止められない婚姻数に歯止めをかけるには、社会人になってからの出会いを如何に積極的にサポートできるか、また婚姻者の3分の1が離婚している現状を考えれば“再婚”への出会いをどうサポートするか、そして人生100年時代とも言われる“超高齢社会”での充実した生活を送るためにどの様に出会いをサポートできるか、と言うことが益々重要になってくるでしょう。私達“プロの仲人カウンセラー”の社会貢献が望まれる昨今、責任の重さを改めて認識しなければならないと思っています。 


それでは、今日も良い一日であります様に。    


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