あるお見合いの顛末(その17)
※この物語は実話にもとづいては居りますが、あくまでフィクションとしてお読みください。
残念ながら、やはりテリブル緑山の海中氏(仮名)から“ちゃぶ台返し”のメールが届いたことにより、性善説では事が済まないお相手だということに、こちらも認識を改めなければならなくなりました。今日は「あるお見合いの顛末(その17)」をお送りします。
実は、性善説で事を進めながらも、こんなこともあろうかと、今回の件が発生して8日後の段階で、私も一応、本部へ確認して、準備だけはしておいたのです。その時のメールです。
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IBJ事務局
〇〇様
お早うございます。
何か、この様なことで事務局へお聞きするのも...と思ったのですが、一応ご相談させてください。
実は、先日6月9日(日)にお見合いが成功し、翌日の10日(月)に交際成立となった男性会員様が先方へ2日に渡って5回ファーストコールを入れたにもかかわらず、留守電への折り返しコールもいただけないトラブルが発生しました。色々と状況確認をする中でやっと、①先方がお見合いを7件抱えていて初デートの予定を入れられずにファーストコールも無視していた事、②ここ数日間に1件のお見合い相手と仮交際を決めていた事、③それらに事実を先方仲人と一緒になって隠していた事、等が判明いたしました。こちらの男性会員の理解ある希望を尊重し、結局お相手女性がそれら7件のお見合いを全て消化した後で、7月1日に仲人同士で打合せを行い、弊社会員と万が一交際希望の意思があれば改めて初デートを考えましょう。と言うことになったのが、17日(月)の夜の事でした。
長々と事情説明をしてしまいましたが、要はこのまま初デートもせずに交際終了となった場合は先方に違約金が発生することになりますが、先方がそれを支払うくらいなら2時間の初デートくらいは我慢して会います、と言って「違約金逃れ見え見えの初デート」を申し込んできた場合、こちらはその申し出を断り、規定通りの違約金を支払っていただくことは可能なのでしょうか?。また、このまま初デートをしないまま交際期限の6ヶ月が過ぎた場合、どう言うことになるのでしょうか?。お忙しい中ご相談させていただき申し訳ございません。これだけ悪質なトラブルは初めてですので困惑していまして、何かアドバイスがございましたら、よろしくお願いいたします。
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すると、直ぐに事務局から返信が届きました。
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お世話になっております。IBJの〇〇です。
本件のケースの場合
違約金逃れの初デートは認められませんので違約金の対象になると考えております。
また、デートをしないまま6ヶ月経過した場合とのお話ですが、
結婚を前提として交際としているなかで
6ヶ月も会わないケースは考えることができませんので
6ヶ月経過する前に交際終了等のご対応をお願いいたします。
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“我が意を得たり”の回答をいただきました。更にもう一点確認しておきました。
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IBJ事務局
〇〇様
ご対応ありがとうございます。
説明が下手ですみません。もう一点だけ確認させてください。
交際結果の入力欄は「断られた」側が入力、となっています。今回の場合、私が「交際終了」を入力することになるかと思いますが、その後の手続きはどうすれば良いのですか?自動的に先方にペナルティの請求が行くのでしょうか?それとも何か手続きが必要になりますか?。お手すきの時で結構ですので、よろしくお願いいたします。
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これも直ぐに明確な回答をいただきました。
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お世話になっております。IBJ事務局の〇〇です。
ご連絡ありがとうございます。
違約金のお支払いについては、お相手相談所へ自動通知をする機能はございません。
そのため、コメントツールより、お相手相談所へ違約金請求の旨と
振込先口座のお知らせをセットで行っていただく必要がございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
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この時最後にこんな返信をしていました。まさか一ヶ月後に本当に違約金云々まで揉めることになるとは思いもしませんでした…。
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IBJ事務局
〇〇様
お世話になっております。
ご対応ありがとうございました。
一度も会わずに交際終了などとはならない様にしたいとは思っていますが、仕組みとして理解しておきたいと思い、確認させていただきました。よろしくお願いいたします。
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この何度かに渡るIBJ本部とのやり取りを読み返した後に、先方相談所へメールをいたしました。
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テリブル緑山
海中様
お世話になっております。
今回の様な事がまかり通ることになれば、「会いたい」と言い続けることで、ペナルティ逃れが結果として認められてしまう事になります。初デートを楽しみにしていた弊社会員の気持ちを尊重したいと思い、もう一度メールを送信させていただきます。
あくまで弊社が御社からのお断りをお受けした証拠として、ログの最後には、下記のやり取りが残っています。ご確認ください。
海中様:「田中様の交際終了のご意思に同意いたします。ステータスのご変更よろしくお願いいたします。」(7/4)17:35 ⇒つまり交際を断った!。
私:「鈴木様からの「お断りの誠意」を尊重し、謹んでお受けいたします。今後の新しいご縁とご多幸を、ご祈念申し上げます。また別のご縁がございましたら、よろしくお願い申し上げます。」(7/4)17:54 ⇒「断られた」のでステータス変更を実施した!。
ステータス変更は断られた側がするものだと言うことは、既にご存知だと思いますが、その「ステータス変更をよろしくお願いいたします」と明確に仰ってます。この最後のやり取りが、弊社が御社からのお断りをお受けした証拠です。この過去ログをご確認なさっても「弊社が先に断った」と仰るのであれば、私は騙された事になりますが、今一度最後のやり取りをご確認ください。ご納得いただける事をご期待申し上げます。
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まぁこれで引き下がる相手ではありません!うんざりする様な悪あがきメールが届きます。
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お世話になっております。
テリブル緑山の山本の代理の海中です。
「田中様の交際終了のご意思に同意いたします。ステータスのご変更よろしくお願いいたします。」
上記は、佐藤様からの交際終了の申し出をお受けしますという意味です。
ステータスの変更は、交際終了は原則として「断られた」側が入力ということではありますが、あくまで"原則"ですので、"必ず"ではありません。
入力をしたからと言ってそれが「断られた」ということにはなりません。
繰り返しになりますが、弊社会員はお会いしたいという意向でしたので、お断りしたのは、あくまで御社側だと弊社は認識しております。
その為、今回の違約金に関しては、本来であれば御社が弊社に支払うべきものですので、 弊社にペナルティをお支払い頂けますでしょうか。
それが納得いかないのであれば、
今回は双方違約金なしという提案をお受け頂ければと思います。
以上、宜しくお願いします。
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むちゃくちゃな仰り様で、論理も何もあったものではありません。まぁ一応返信しました。
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ステータス変更を海中様のご依頼で私が原則通りに実施いたしました。私が勝手に変更した訳ではありません。何度も申し上げますが、紛れもなく海中様のご指示です!。これは動かしようのない事実です。事実をお認めになろうとしない海中様がとても混乱されている様子にお見受けいたします。事実は明々白々です。何をこじつけようとなさっても、ご自分で仰った「ステータスのご変更よろしくお願いいたします。」の文言を否定することは叶わないと思います。もし事実関係をお認めになるのであれば、その先の交渉があると思いますが、まだ悪あがきをなさいますか?。
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“事実関係を認めるのなら違約金の件は相談に応じる”との意味で、最後に含みを持たせたのですが、一方的に「もう話す気はない!」と打ち切りを宣言してきました!。 残念なケースですが、性善説で話がつかないとなれば、公平な仲裁機関でもない限り、どうにもならないでしょう…。仕方なく、しかし最後まで性善説を通そうとメッセージを送りました。
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テリブル緑山
海中様
実は、私もかなり最初の段階でIBJ事務局には相談をしていました。
しかし、ご存知の通り、事務局には仲裁機関も権限もございません。ですので、何かしらの見解を出すことはしないとの明解な判断を貰っています。故に、双方で話し合うしかないと観念し、毎晩事実に基づいた論点を明確にしながらお答えしてきた次第です。
しかし、その事実さえもお認めになる度量を持ち合わせず、まるで話し合いになっていない状態に至っている事は、非常に残念で仕方がありません。私は間違ったことがまかり通ることが許せない性分です。いっそのこと、今回の当事者が逆だったら簡単なのにと思っています。もし、私があなた様なら、事ここに至る前に責任者として心からお詫びを申し入れ、こちらから違約金をお支払いする様申し出ている事でしょう。悪い事は悪い、間違っている事は間違っている、他人を騙したり陥れたりしてはいけない、子供でもきちんと理解できることです。どうか客観的な判断をされて、自らの非をお認めになり、道理を通されて気持ちを楽になさることを、お勧めいたします。私は話し合いを一方的に切る様な事はいたしません。いくらでも正しい事実を述べる事ができるからです。いつでもきちんとした話し合いには応じるつもりで居ります。どうか、お考えを改められることをご期待申し上げます。
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このメールをお送りして以降、先方様からのコンタクトは一切ございません。人はトラブルに見舞われた時に本性が現れると言うものですし、その行動で価値が問われるものだと思います。この顛末を田中様へも掻い摘んで報告いたしました。
「先方が、都合の良い言葉尻だけを取って、こちらへ違約金を請求する様な、まさかの物言いに出た場合は、その時こそ、これまでの執拗なまでの先方の一貫した行動が違約金逃れだったことを、自ら証明することになりますね!。」
「まさかとは思いますが、その時は二人で笑い飛ばしてあげましょう!!。」
前回、二人でそう言っていた時から、約一週間が経とうとしていました。何か憤りを通り越して、虚しさだけが残った感じがいたしましたが、田中様がその間に2件ものお見合いを成立させて、思いっきり前を向こうとしてくれている事だけが、“唯一の救い”になりました。今日は、この辺で失礼します。
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