食生活の充実は豊かな人生の基本です!(前編)
今日は「食生活の充実は豊かな人生の基本です!(前編)」をお送りします。
食生活を充実させることは、人生の中で一番優先させなければいけないことだと感じています。これは今年60歳を迎えてみて改めて感じることですが、若い頃から暴飲暴食を何とも思わず、サラリーマン生活を営業畑で過ごした身としては、体に悪いとは頭の隅で感じながらも、いわゆる“早喰い”が自慢の様なものでした。
クライアントとのアポとアポのスキマ時間でファーストフードへ駆け込み、ハンバーガーとフィッシュバーガーにポテトとドリンクのセットを、それこそものの5分で平らげて、空腹を満たしておりました。時間がない時は営業車を運転しながらコンビニのサンドイッチを頬張っていたものです。決して自慢できる事ではありませんが、その頃は食べ物は“単なる空腹を満たすべきもの”としか考えていなかったのです。
そんな具合ですから、朝も通勤電車に揺られて会社近くの立ち食い蕎麦屋で天ぷらそばに生卵トッピングが日課でしたし、夜も帰宅途中で牛丼やカツ丼などの手軽な丼ものをササッと食べて済ませていたのです。そんな食生活を続けながら、出張に次ぐ出張の毎日で、プロジェクトが重なれば当然の様に徹夜も頻繁にしていました。流石に身体が悲鳴をあげてきたのは40歳を過ぎた頃でした...。
ある日、移動中の飛行機の中で眠ってしまったのですが、何と自分の“鼾(いびき)”に驚いて飛び起きたのです...。恥ずかしいやら気不味いやら...。その時は「少々寝不足が祟ったかな?!」そんな程度の認識でした。しかし、更にその翌週には今度は1対1の対面での商談中に...何と居眠りしてしまったのです。大きな金額の大切な商談でしたし、気が張っていたのは間違いないのですが、ふぅっと一瞬目を閉じてしまったのです。目の前にいらしたお客様が昔から仲良くしていただいている方でしたので、叱られることもなく「塙さん、お疲れですね、休み取らないと身体を壊しますよ...」と気遣っていただき、恐縮しつつ丁寧に謝罪して事なきを得ました。
そして猛烈に反省しつつ、帰りの電車に乗りましたが、またまた直ぐにうたた寝してしまい、降りなければいけない山手線の品川駅を通り過ぎて新橋駅まで乗り越してしまいました...。流石にこんな一連の経験は始めてでしたので、知り合いのドクターと会った時に笑い話のネタに話をしたら、「それ検査しなさい!」とアドバイスされ、紹介された耳鼻咽喉科を受診したところ、何と眠っている時に呼吸が1時間あたり10回以上、しかも長い時で1分以上も止まっていたのです。「睡眠時無呼吸症候群」と診断され、即刻入院して扁桃腺切除のオペを受けました。
麻酔が切れて病室のベットで痛みを堪えながら、「何でこんな病気になってしまった?!」と考えていると、そこへオペをしてくださった担当のドクターが様子を見に回診に来られて、「放置していたら“突然死”のリスクもあったのですよ!」と説明され、かなりショックを受けるとともに、今迄の無茶苦茶な日常を振り返って深く反省しました。
退院後は忙しすぎたスケジュールを半分まで減らし、食生活の改善と体調管理を徹底することにしたのは言う迄もありません。バランスの良い食事と質の良い睡眠、それに仕事以外の時間を充実させること、この3つが私の人生の“HOUSHIN”になりました。今では、オムライス、チャーハン、冷やし中華、ハンバーグ、カレー、と言った定番料理は勿論、自己流ですが和洋中のメニューは100種類を超えてます。今年88歳の米寿を迎える実父も、私の作る料理を喜んで食べてくれています。
“医食同源”とはよく言ったもので、食事への関心を大切にしてバランスと量と時間をコントロールしていると、血液検査の数値はみるみる改善し、今迄飲んでいた薬の殆どは処方されなくなりました。今日は昔を思い出して語ってしまいましたが、日常の中で“食生活”どうやって充実させるか、大切な“食欲”をどうやって満たすか、規則正しい生活でバランスの良い食事を三度三度摂ると言うことが如何に大事なことかと言うことを、皆さんには健康なうちに是非とも気付いていただきたのです。
最近では“胃袋婚”などと言いますが、婚活では料理上手なお相手を“人生の宝”だと思って見つけていただきたいと願っています。勿論、男性女性限らずです。新鮮な素材で作った美味しいものを、大好きな家族と共にいただき、最高に充実した食生活を生涯送って貰いたいと、うちの会員様へは何度もお話しています。それでは、次回は「食生活の充実は豊かな人生の基本です(後編)」を考えてみたいと思います。
今日は早めに熟睡させていただきます...。明日も良い一日であります様に。
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