あまのじゃく人間の特徴とは?!(男性編)
今日は「あまのじゃく人間の特徴とは?!(男性編)」をお送りします。
「あまのじゃく」とは、漢字で「天邪鬼」と書きますが、ついつい自分の本心とは真逆の言葉を口に出したり、行動してしまったりする人のことを言います。それこそ相手にワザと逆らってみたり、腹の立つ言葉を言ってしまったりするのです。傍で聞いていると、思わず「そんなこと言わなきゃ良いのに...」「それ相手が怒ってしまうでしょ...」と思うくらい、無神経さも兼ね備えているのが“天邪鬼な人”と言うことになります。元々は人の心を読み取ってイタズラする小鬼の妖怪“天探女(あまのさぐめ)が語源ですからね...。しかし、所謂“ひねくれ者”とは似て非なるところがあります。“天邪鬼”は相手と反対の言動に終始しますが、“ひねくれ者”は相手の言葉をストレートに受け取らずに曲解してムッとした言葉で言い返すのが常です。
例えば「今日の貴方は素敵だわ!」と彼女に褒められて、「素敵な訳無いだろ...茶化すなよ!」と否定するのが“天邪鬼”な男性ですし、「いつもダサくて悪かったね!」とイジケた返事をするのが“ひねくれ者”と言えば、分かりやすいかも知れませんね。女性にしてみれば、「ああ言えばこう言う...」“天邪鬼”な男性を、普通は分かりにくい面倒な存在として、嫌う傾向が強いと思いますが、女性でも“天邪鬼”な男性の本音を敏感に察することが出来る人は、寧ろ「可愛い」と好感度が上がってしまう場合もあるので、そこが不思議と言えば不思議なところかも知れません。今回は“男性編”ですので、天邪鬼になってしまう男性の心理、特徴、本質、付き合い方、の4点について考えていきたいと思います。
<天邪鬼な男の心理>
①人に本音を悟られるのが恥ずかしい
基本的に“天邪鬼”な男性は自己肯定感が低い傾向にあります。何事にも自信がなく、自分の気持をストレートに口に出して彼女に伝えることが出来ないのです。そんな気持ちの裏返しから、その本音を心の奥深く隠したまま、思ってもいない真逆の言葉を言ってしまったりするのです。また一方で、実はその隠している本音を彼女には察して欲しいと思っていることも確かなのです。そこは複雑な心境だと言えます。だからこそそんな裏腹の気持ちを抱えたストレスからか、天邪鬼ぶりを発揮してしまうのです。本音では彼女の本音を知りたがっても居るのだと思います。
②実は寂しがりやの“かまってちゃん”
“天邪鬼”な男性は、実は寂しがりやのくせに、素直に相手にアプローチすることができず、事もあろうに真逆な意見を言ったり、ワザと憎まれ口を利いたりしてしまうのです。そこを良く観察してみると、単に彼女から注目して貰って“構って欲しい”と思っているだけなのです。「貴方って、もう...天邪鬼なんだから!」と彼女に相手にして貰えるだけで、とても嬉しい気持ちになることができるのです。
③ついつい強がってしまう
“天邪鬼”な男性は、結構頑固な性格をしています。特に彼女に対しては絶対に弱みを見せたくない、と言う気持ちが強く働き、実際は肉体的精神的な力もそれほど強くないのに、
自分自身の存在を保とうとして、よせば良いのに強がってしまう一面を持っているのです。“天邪鬼”な男性は、自分でもそこを良く知っていて、少々持て余し気味になるところが厄介でもあるのです。
<天邪鬼な男の特徴>
①頑固一徹な性格
相手の意見の真逆を正当化しようとする“天邪鬼”な男性は、その意見を口にしているうちに、だんだんと正論に思えてきます。そうなると間違いを指摘されたとしても、中々「そうですね、その通りです。」と認めることは難しく、そんな根の深い“信念”でも無さそうなのに、一歩も引かない“頑固一徹”な行動を取り続けるのです。実は負けず嫌いでもあるので、面倒な性格だと彼女から匙を投げられてしまう場合もあるのだと思います。
②少数派が居心地いい
相手の意見を素直に聞けない“天邪鬼”な男性は、とにかく相手と同じ状況でいるのが、何だかとても居心地が悪いのです。相手と違う立場で意見をしていると、自分が個性的だと評価されている“特別感”を醸し出せている様に感じてしまうのです。ですから、ワザと少数派に身を置こうとしたり、他人の意見に流されて、影響されて、自分の意見を変えてしまうなどは受け入れられないのです。“天邪鬼”な男性は、敢えて少数派を選びがちになることも多く、いつまでも相手から注目されて居心地良く少数派であることを満喫することが多いのだと思います。
<天邪鬼な男の本質>
①実は素直になりたい
“天邪鬼”な男性が、思いとは反対の物言いや行動をしてしまうのは、先にも触れたように、恥ずかしさや寂しさが先に立ってしまうが故の話で、本当は素直になりたいと心の中で思っているのです。貴女との信頼関係が成熟してくれば「好き」の一言を引き出すことも可能だと思います。「好き」と言えない苦しさは、“天邪鬼”な男性の方が強いのかも知れません。
②本音を口に出せなくて苦しい
“天邪鬼”な男性は、彼女が仕事でミスして落ち込んでいても、素直に「大丈夫?」とは言えません。「ブサイクな顔して何やらかしたの?」なんてトンデモ発言して彼女を怒らせてしまうのです。でも、実は本音では誰よりも早く彼女の様子に気付き心配しているのも確かなことなのです。口に出してしまってから、自己嫌悪になって後悔の念に苦しむのがオチなのですが、“天邪鬼”な男性の“天邪鬼”な男性たる所以なのかも知れません。
③小心者で“気にしい”な性格
“天邪鬼”な男性は、自分が本音と真逆の態度を取っていることを、実は良く理解しています。分かっていても自分でもどうしようもないから、始末に負えないのです。だから、時には相手がどう感じているのか気になって仕方なくなるのです。所謂“気にしい”なのです。加えて“小心者”であることも多く、「あんなこと言ってしまって嫌われてしまったかな??」、「今度は何と言ったら機嫌を直してくれるかな??」といつまでも考えを巡らしているメンドウな性格でもあるのです。
<天邪鬼な男との付き合い方>
①真逆の態度を取る性格を逆手に取る
“天邪鬼”な男性は、思ってもいない真逆の言葉を言ってしまう訳ですから、その性格を理解した上で逆手に取ってしまえば良いのです。例えば、「明日のデートは私の好きなスイーツデートに行きましょうね!」と言うよりも、「明日は一緒にスイーツデートなんて行きたくないわよね...たぶん嫌でしょ...」とお願いモードにすれば、天邪鬼な彼氏は、「たまにだったら良いんじゃない?!」と思わず答えてしまうと言う具合です。“嫌でしょ?”の逆を答えとして導きたい彼女が“天邪鬼”な彼氏より、正に一枚上手の戦略勝ちと言えましょう。
②“天邪鬼”を肯定してあげる
「まったく!いつもいつも、心にもないことを言って、腹が立つ!」と“天邪鬼”な男性の言動をストレスに感じることをやめにして、「心の中が不器用ってどういう事?!」と笑い飛ばしてしまいましょう。“三つ子の魂百までも”と言いますが、そうそう長く付き合っている“天邪鬼”な性格が突然完治することなど、ある筈がないのです。寧ろ年齢を経るごとにパワーアップしそうな気がします。だとしたら、“天邪鬼”を個性だと認めてあげることです。いつも不機嫌にさせてくれる物言いは取り敢えず聞き流すことにして、その不器用さ故に隠してしまいがちな、“本音”の純粋さを見てあげることだと思います。きっとお互いの良い関係が生まれると思います。
③こちらは常に本音で向き合う
先ずは「嘘をつかない」です。いつも疑心暗鬼な“天邪鬼男性”は信頼関係を作れるかどうかが鍵です。相手が間逆な分かり難い態度を取るのですから、こちらは出来るだけ真正直に分かりやすく、決して嘘をつかないことが大事です。
次に「隠し事をしない」です。これは日常の生活で起こりうる“良いこと”だけでなく“悪いこと”も全て共有することで絆を深めるのです。
また、「優しくてもストレートに分かり易く話す」ことも重要です。ストレートな物言いは得てしてキツめの言い方になってしまいがちですので、そこは優しく、しかし内容は表裏のないストレートな言葉遣いが、本音の関係性を作ることになるのです。
そして、「信頼していることを言葉で伝える」ことは、“天邪鬼男性”が信頼関係を築くのに絶対に必要なことだと思います。口に出してきちんと伝えることで真逆の態度を取っている場合ではないと本気モードになっていくのです。
更には、「二人の将来をしっかり話し合う」ところまでコミュニケーションがしっかりと取れる様になれば、“天邪鬼”な男性とのリアルな幸せを描くことが出来るのではないでしょうか。
今日も良い一日であります様に。
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